
木材廃棄物を肥料に/東海バイオと連携/来月から事業/付知町
十二月から焼却炉の構造基準の規制が強化される中、東濃ヒノキの産地で知ら
れる付知町は、有機肥料製造の東海バイオ(恵那市長島町鍋山)とタイアップ。
町内に造成中の用地で木質系の廃棄物を破砕し、特殊なバイオ技術によって肥料
化、さらに町民に無料で肥料を配布するバイオマス事業を来月から始める。
計画によると、付知町は町の予算で大林地内に約七千平方メートルの用地を
今月いっぱいかけて造成。町内の木材加工業者、製材業者らが持ち込んだ木質
系廃棄物(カンナくず、おがくず、、刈り草、解体木くず)を東海バイオが機
械で細かなチップにした後、アグロソイルと呼ばれる十四種類の微生物を混ぜ
合わせて分解、発酵させ、約三カ月後に肥料化する。
付知町は十二月以降の木質系廃棄物焼却に苦慮していたが、町や町議会など
が木質を肥料化する東海バイオの本社工場を見学するなどして業務委託契約に
つなげた。
アグロソイルの発案者で、契約の調印式に同席した大友俊允早稲田大・玉川
大教授は「付知バイオマスは産官学の具体的なシンボルとしてスタートするこ
とを期待している」と話している。
(写真)業務委託契約書に調印する東海バイオの柘植森衛社長(右から2人目)
と大友俊允教授(同3人目)=付知町役場
《岐阜新聞11月27日付朝刊東濃地域版》